ファイナンス系を目指すUSCPA(米国公認会計士)必須のエクセル関数その2

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ファイナンス系を目指すUSCPA(米国公認会計士)必須のエクセル関数のその2です。何度も繰り返して体で覚えるようにしましょう。

この記事の目次

=XIRR()

XIRR関数は、投資の内部収益率(IRR)を計算するために使用されます。内部収益率は、投資の収益率を示す指標であり、投資によって生じるキャッシュフローのタイミングと金額に基づいて計算されます。

=XIRR (values. dates, guess)が計算式の構造です。

= XIRR (values, dates, [guess])

value

各期間のキャッシュフロー(投資額や収益)を含むセルの範囲を指定

dates

valuesで指定したキャッシュフローが発生した日付を含むセルの範囲を指定

guess

内部収益率の最初の推測。省略可能。省略すると推測値0.1が適用されます

=XNPV()

XNPV関数は、投資のキャッシュフローが不規則な場合でも、指定した日付で割引された現在価値を計算します。XNPV関数は、投資のキャッシュフローが不連続である場合に有用です。

=XNPV (rate, values, dates)が計算式の構文です。

= XNPV (rate, values, dates)

rate

期間毎の割引率

values

各期間のキャッシュフロー(投資額や収益)を含むセルの範囲を指定

dates

valuesで指定したキャッシュフローが発生した日付を含むセルの範囲を指定

=PMT()

PMT関数は、定期的な支払いを行う場合に、それらの支払い額を計算するのに使用されます。主にローンや投資の返済額を計算する際に利用されます。

=PMT (rate, nper, pv, fv, type)が構文です。

= PMT (rate, nper, pv, fv, type)

rate

年率を入力します

nper

支払いの総回数(期間数)を指定

pv

現在の値(ローンの場合は借入額、投資の場合は投資額)を指定

fv

未来の値(ローンの場合は残高、投資の場合は受取額)を指定

type

支払いのタイミングを指定

=OFFSET()

指定された基準セルから指定された行数と列数だけ移動した位置にあるセルを参照します。主に動的なセル参照や範囲の指定に使用されます。

=OFFSET(reference, rows, cols, height, width)が構文です。

= OFFSET(reference, rows, cols, height, width)

reference

基準となるセルへの参照を指定

rows

基準セルからの行数を指定、正の値は下方向、負の値は上方向への移動を意味します。

cols

基準セルからの列数を指定、正の値は右方向、負の値は左方向への移動を意味します。

height

返される範囲の高さを指定(省略してOK)

width

返される範囲の高さを指定(省略してOK)

=SEQUENCE()

指定された数の連続する値を生成するのに使用されます。主に行や列の番号、日付の連続したシーケンス、特定のパターンに基づいた数値の生成などに利用されます。

=SEQUENCE(rows, columns, start, step)が構文です。

= SEQUENCE(rows, columns, start, step)

rows

生成する行数を指定

columns

生成する列数を指定

start

シーケンスの開始値を指定

step

各セル間の増分を指定

基本的な関数ですが、使用頻度の高い非常に有用な関数です。何度も練習をして体で覚えるようにしましょう。

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USCPA Globalの人

大学卒業後、アジア各国および香港で勤務。これまでに、会計事務所での実務会計業務を通じて専門的な会計知識とスキルを磨き、さらに金融分野でのキャリアを通じて財務に関する深い知識を習得。投資ファンドの運営会社に勤務し、ファンド管理や財務モデリングを担当した後、USCPA Global創業。香港在住。

USCPA、CPA Australia、FMVA

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