USCPAの将来性は?USCPAって意味ない?

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USCPA(米国公認会計士)の取得の意味があるかないか、将来性があるかないか、は人それぞれの判断・ジャッジです。また、意味のあるものにするか、将来性を見出すか否かも、人それぞれです。

どの資格取得にも共通していることですが、まず第一に資格取得にチャレンジする、ということ自体が意味を持ちます。資格取得を検討する際、少なからず情報を収集し、比較検討を行うというプロセスを踏みますが、この時点で新しい世界に一歩踏み出している訳であって、知識量が確実に増えていることになります。

ただ、巷ではUSCPA意味ない、と言われているのも事実です。果たして本当にそうなのでしょうか。

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USCPA(米国公認会計士)は意味ない?

「USCPA(米国公認会計士)を持ってたって、あんま意味ないよ。」というコメントがしばしば聞かれます。これからUSCPA(米国公認会計士)の取得を目指そうとしている人は、このようなコメントを聞き、実際に諦める方もいるでしょう。

日本の公認会計士と比べると意味がない?

そんなことは全くありません。確かに日本の公認会計士と比べると、日本で監査報告書にサインはできませんが、一方USCPA(米国公認会計士)は米国のライセンス登録州で監査報告書にサインが可能です。

日本の公認会計士を持っている人でも、USCPA(米国公認会計士)のダブルライセンスを取る方はたくさんおられます。

また、USCPA(米国公認会計士)は、他の国の会計士ライセンスと相互認証制度があり、筆者もUSCPA(米国公認会計士)ライセンスを取得後、相互認証制度を利用してオーストラリア公認会計士資格を取得しました。

日本の公認会計士では、残念ながら相互認証制度は今のところありません。

誰がUSCPA(米国公認会計士)は意味ないって言ってる?

USCPA(米国公認会計士)を持っていたって意味ない、って言ってるのは誰ですか?恐らくUSCPA(米国公認会計士)を持っていない人が99%だと思います。

それは、USCPA(米国公認会計士)を持っていない人は、その有用性をわかるはずがありません。なので、USCPA(米国公認会計士)を持っていたって意味がない、ということを言っているのです。

USCPA(米国公認会計士)を持っていても意味がない、という人はただあなたの足を引っ張ろうとしているだけ、もしくはUSCPA(米国公認会計士)を持っている人、USCPA(米国公認会計士)を目指しているキラキラしたあなたに嫉妬しているだけです。なので、可哀想な人だなと哀れみの気持ちで接してあげましょう。

USCPA(米国公認会計士)にチャレンジする・したこと自体に意味がある

USCPA(米国公認会計士)を目指して学習している・学習していたことに意味があります。例え、全く会計領域でない分野で生きられている60代の方が取得を目指し始めたとしても、必ず意味があります。

USCPA(米国公認会計士)にチャレンジする過程での気付き

USCPA(米国公認会計士)の取得を思い立ったら、必ず色々と情報収集をするはずです。その時点で意味を見出すことができますよね。結果、USCPA(米国公認会計士)を取得しようという結論に至らなくても、情報を収集していく中で、たとえば「日本の公認会計士を目指すことにした」、「CFA(米国証券アナリスト)を目指すことにした」、「英語を極めることにした」など、USCPA(米国公認会計士)をきっかけに別の道が開ける可能性があります。

USCPA(米国公認会計士)の学習中での気付き

USCPA(米国公認会計士)試験は長丁場です。しかも大半が働きながら、空いた時間を有効に使って学習を進めています。そのような学習を続けていく中で、時間を有効に使う方法、限られた時間で効果的に学習を進める独自の方法を編み出すはずです。

USCPA(米国公認会計士)試験をコンプリートしたという自信

USCPA(米国公認会計士)を無事コンプリートした人は、必ず自信がつくはずです。最初にUSCPA(米国公認会計士)のオンライン予備校から送られてきたすごい分量のテキストを見て、「果たして自分にできるのか」と思う人も多いかと思いますが、それを乗り越えて全科目コンプリートした人は、「あ、やればできるじゃん」という自信がつくはずです。

この先、何か高い壁が出てきた時も、「ガチでやればできる」という自信が、その壁を乗り越えさせてくれるはずです。

USCPA(米国公認会計士)の補完スキルを身につける

USCPA(米国公認会計士)にチャレンジすること、ライセンスを取得することに、意味がない、ということは絶対にありません。人それぞれ、必ず意味がありますので、自分を信じて頑張りましょう。

その上で、USCPA(米国公認会計士)になった後、その価値を最大化するために補完スキルを身につけることをおすすめします。

CPE(継続教育)でUSCPAの価値を最大化する

USCPA(米国公認会計士)になり、ライセンスを維持するには一定数のCPE(継続教育)クレジットを取得しなければなりません。

CPE(継続教育)においては、ただセミナーを聞くだけでクレジットが取得できるものもあります。他にもクレジットを取得しながら、資格が取れるものもあります。

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USCPA Globalの人

大学卒業後、アジア各国および香港で勤務。これまでに、会計事務所での実務会計業務を通じて専門的な会計知識とスキルを磨き、さらに金融分野でのキャリアを通じて財務に関する深い知識を習得。投資ファンドの運営会社に勤務し、ファンド管理や財務モデリングを担当した後、USCPA Global創業。香港在住。

USCPA、CPA Australia、FMVA

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